本記事では、25卒としてデータサイエンティスト就活を行なった筆者が、面接通過率80%まで伸ばした対策方法について解説していきます。
先に述べておきますが、僕は面接がハイパー苦手人間です。週に1〜2回くらいしか入れれないほど、面接の度に精神をすり減らしていました。
しかし、本記事で紹介することをコツコツ行なった結果、本選考では面接であまり落ちなかったです。その対策方法について、これから紹介していきます。
- 国立理系修士2年(24歳 | 専攻は機械学習)
- SEOマーケティング会社で実務を2年ほど経験
- ブログ運営3年目(月間10,000PVほど)
- 2025年4月からIT事業会社のデータサイエンティストとして働く予定で、現在はBigQueryを活用したGA4やGSCのデータ分析に注力
なお、新卒のデータサイエンティスト就活を行うなかで得た知見や経験をまとめた記事を掲載しています。本記事とあわせて参考にしてみてください。
新卒データサイエンティスト就活の面接は事前準備と場数ゲーである話
僕は面接が超苦手でして、最初は「面接でスラスラ喋るの無理じゃね?」って思っていましたが、事前準備と場数をこなしていくにつれてマシになっていきました。
- 対策前:面接で納得のいく回答ができない → 面接官の反応が良くない → 自信をなくしてしまう → 更に訳わからないことを言ってしまうという負のループ。サマーインターンでの面接は全落ち。
- 対策後:たまにうまく回答できない時もあるが、ある程度の質問は答えられる。本選考での面接通過率は80%
僕と似たような境遇の方は、対策前の自分に共感してもらえるかもですが、面接で自身をうまくアピールできなかったです。
ですが、対策を重ねていくうちに段々と慣れていきました。僕と同じように面接が苦手な方も最初はしんどいですが、諦めず地道に面接対策していきましょう。
新卒データサイエンティストが面接通過率80%まで伸ばした対策方法を解説
ここからは、面接通過率80%まで伸ばした対策方法について3つのステップで解説していきます。
- 想定質問に対する回答を用意する
- 用意した回答をわかりやすく説明できるまで練習する
- 模擬面接を行い、実践→フィードバック→改善のサイクルを回す
順番に解説していきます。
①:想定質問に対する回答を用意する
面接で聞かれる質問って大体どの企業でも似ており、その質問に対する回答集をまず用意しました。
よく聞かれる質問は下記の通り。(結構多いです。)
- 自己紹介
- 学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)
- 自己PR
- 研究内容・ゼミの内容
- 就職活動の軸
- 挫折経験
- リーダーシップを発揮した経験
- 周りからどんな人とよく言われるか
- 自身の強み・弱み
- キャリアビジョン
- 志望動機
- 組織の中でどういった価値を発揮したか
- 苦手な人はどんな人か
- 詳しい技術
- 技術面でどういった課題があるか
- チーム開発の経験はあるか
上記の質問に対して、自身の回答をGoogleドキュメントで文字起こししていました。
この作業を進めていくうちに、「こんな深堀り質問されそうだな」や「面接をしていく上で、うまく回答できなかった質問に対する回答も用意しよう」っていう状態になるとベターかと思います。
②:用意した回答をわかりやすく説明できるまで練習する
恐らくステップ①の段階だけでは、うまく面接で喋れないと思います。
口で発生する練習を通して初めて身につきますので、想定質問に対する回答を用意できたら、文字起こしした内容をわかりやすく説明できるまで独り言で練習していきましょう。
なお、このステップは先ほど挙げた質問集をすべて用意してから取り組む必要はないです。
ステップ①は頭を使わないとできない作業ですが、このステップは頭を使わなくてもできる作業ですので、時間帯を分けて「1つの想定質問に対する回答が用意できたから、口に出してアウトプットしてみよう」みたいな感じで取り組むのがおすすめです。
また、口に出して「何か違うな…」ってところが出てくるはずなので、その都度①に戻って文章を推敲していきましょう。
③:模擬面接を行い、実践→フィードバック→改善のサイクルを回す
用意した回答をわかりやすく説明できるようになったら、模擬面接を行なって実践に慣れていきましょう。
なお、僕は下記のようなサービスを活用して、模擬面接していただける方を探していました。
特に、キャリアセレクトは無料でメンターに模擬面接を依頼できるので、活用しない手はないと思います。
模擬面接をしていく上で、第三者からフィードバックやアドバイスをいただくはずです。その点を改善して、再度模擬面接を行なっていくというサイクルを作っていけるとめちゃ良いです。
新卒データサイエンティストが面接対策を行う上で重要な考え方
最後に、自身の経験から、新卒データサイエンティストが面接対策を行なっていく上で重要だと思う考え方について共有していきます。
- 技術力やアウトプットで通過率が相当変わる
- 言葉が詰まっても問題ない
順番に解説していきます。
技術力やアウトプットで通過率が相当変わる
特に事業会社はそうですが、新卒のデータサイエンティスト就活では技術力やアウトプットを相当見られます。
サマーインターン選考においても、企業は短い期間で良いアウトプットを求めるので、この傾向が高いです。
就活を進めていく上で有名企業のデータサイエンティストとお話しできる機会があったのですが、「GitHubやその他アウトプットを見て、その人が面接で通るかどうか事前に大体わかる」と言ってたくらいですからね。
いくら面接力を磨いても、中身がスカスカだったら通るものも通らなくなってしまうので、技術力も面接対策と並行して伸ばしていきましょう。
言葉が詰まっても問題ない
面接で言葉に詰まることを気にする方がいるかもですが、多くの場合問題ないみたいです。
こちらも自身の経験上、現役人事の方とお話しさせていただく機会があったのですが、「就活生の言葉が詰まるのは日常茶飯事なので、あまり気にしてない」と仰っていました。
僕も面接で言葉に詰まるのを気にしていた一人なので、この言葉には救われました。
実際に、就活を進めていく上で何回か言葉に詰まったことがあるのですが、特に問題なく通ることが多かったですね。
その後の回答が「論理的かどうか?」の方がよっぽど重要らしいので、もし面接で言葉に詰まっても、変に気にしないようにしましょう。
まとめ:新卒データサイエンティスト就活の面接は事前準備と場数でどうにかなる
本記事では、25卒としてデータサイエンティスト就活を行なった筆者が、面接通過率80%まで伸ばした対策方法について解説してきました。
その対策方法について簡単に振り返ると、以下の3ステップです。
- 想定質問に対する回答を用意する
- 用意した回答をわかりやすく説明できるまで練習する
- 模擬面接を行い、実践→フィードバック→改善のサイクルを回す
基本的に上から順番に進めていけば良いですが、いくつかのステップを同時並行で進めていくのがおすすめです。
何事においても完璧の状態はこないので、どんどん前に進みつつ、後々になって細部まで詰めていけると良いかなと思います。
というわけで本記事は以上とします。最後まで読んでいただきありがとうございました。