新卒データサイエンティストが行ったES対策を解説【自己PRを公開】

筆者は25卒として新卒のデータサイエンティスト就活を経験し、サマーインターンでのES通過率は約30%ほどだったのですが、本選考でのES通過率は約80%まで伸ばすことができました。

本記事では、筆者がそこまでES通過率を伸ばすことができた対策方法について紹介していきます。

記事の後半では筆者がテンプレとして作成していた「自己PR」について公開しています。新卒でデータサイエンティストを目指す方は、ぜひ最後まで読んでみて参考にしていただけると嬉しいです。

本記事の筆者
  • 国立理系修士2年(23歳 | 専攻は機械学習)
  • SEOマーケティング会社で実務を1年ほど経験
  • ブログ運営3年目(月間10,000PVほど)
  • 2025年4月からIT事業会社のデータサイエンティストとして働く予定で、現在はBigQueryを活用したGA4やGSCのデータ分析に注力

なお、新卒のデータサイエンティスト就活を行うなかで得た知見や経験をまとめた記事を掲載しています。本記事とあわせて読んでみてください〜

» 大手企業ばかり受けた新卒データサイエンティストの就活体験記【25卒】

目次

新卒データサイエンティストが行ったES対策を解説

新卒データサイエンティストが行ったES対策は以下の3つです。

新卒データサイエンティストが行ったES対策
  • まずは自分でESを書いてみる
  • 内定者のESと照らし合わせる
  • 第三者に添削してもらう

順番に解説していきます。

①:まずは自分でESを書いてみる

まずは志望度の高くない企業のESを自分で書いてみるところから始めましょう。

その際に以下のことを意識すると良いです。

ESを書く際のポイント
  • 結論ファーストで書く
  • 常体 or 敬体を統一する
  • 改行や括弧を使い、読みやすい文章にする
  • 客観的な数字で伝える

この段階で完璧に書く必要はないので、気軽にESを書いてみましょう。

②:内定者のESと照らし合わせる

自分でESを書くことができたら、内定者のESと照らし合わせてみましょう。

そうするとエピソードの伝え方や文章の削りどころなど、自分のESに足りない部分が見えてきます。

その内定者のESと照らし合わせつつ自分のESを修正していくと、企業の担当者に伝わりやすいESになっていきます。なぜなら内定者のESはその企業における正解であり、参考にすべきところが多くあるためです。

なお、内定者のESはどこで手に入るかというと、以下のサービスに掲載されています。

内定者のESが掲載されているサービス

全て無料で使えるため、全部登録しておきましょう。参考にすべき内定者のESは多ければ多いほど良いので。

③:第三者に添削してもらう

内定者のESと照らし合わせて自分のESを修正したら、第三者に添削してもらって更にブラッシュアップしていきましょう。

自分ではわかりやすく説明したESが完成したと思っていても、第三者が読むと全然わからないなんてことは日常茶飯事に起きます。(特に研究内容など)

第三者に客観的なフィードバックをもらうことで、そういったポイントに気づくことができます。自分ではなかなか気づくことができない部分なので、必ず第三者の目を通しましょう。

筆者は上記のようなサービスを利用してES添削の依頼をしていました。添削する側の腕も大事になってくるので、上記サービスから色々吟味してみてください。

新卒データサイエンティスト就活のESで対策しておきたい質問一覧

新卒のデータサイエンティスト就活では、「ESでよく問われる質問」があります。

そういった質問は事前に対策しておくと色々便利なので、ここで紹介していきます。

ESで対策しておきたい質問一覧は以下の通りです。

ESで対策しておきたい質問一覧
  • 自己PR
  • 研究内容
  • インターンシップの経験
  • 開発経験
  • 学生時代頑張ったこと(ガクチカ)
  • 使用経験のある言語、ミドルウェア、フレームワーク、ライブラリ、環境

上記はESでよく問われる質問であり、筆者はそれぞれ400〜800文字程度でテンプレートを作成していました。

余裕がある方はサマーインターン選考前に上記のテンプレートを持っておくと相当強いです。

筆者の自己PRを公開

ついでに筆者が作成した「自己PR」を公開しておきます。

【自己PR(500文字)】

私の強みは「成長に目を向けて継続的に努力すること」だ。

私は1年半前から個人メディアを運営している。メディア運営を始めた目的は、自身の力だけで利益を生むことだった。ところが、最初の3ヶ月はSEO経由のアクセスが0で、モチベーションの維持に苦労した。

原因は自身の力不足と考え、メディア運営の目的を「利益」から「成長」に移行した。まずはアウトプット力を強化することに決め、メディア運営のコンセプトを「自身の経験やスキルを一次情報として発信すること」にした。

そこから3日に1記事アウトプットを継続した。さらに、TwitterでSEOに詳しい人と関係を築き、業務委託でSEO案件を任せてもらうようになった。この関係性から、自身のアウトプットに適切なフィードバックをもらい、自身のメディアで改善する良い循環ができた。

アウトプットと改善の好循環を作り上げた結果、現在までに累計で100記事の制作に携わり、自身のスキルアップも感じている。また、メディアも月に7,000回見られるまで成長した。以上の経験で得た「成長に目を向けて継続的に努力する力」を活かし、貴社へ入社後、迅速に必要なスキルを身につけ業務に貢献したい。

自己PRのエピソードは「当ブログの運営」です。

上記をテンプレートとして持っており、企業ごとにニュアンスや文字数の調整を行なって提出していました。

余談:データサイエンティスト就活でブログ運営は結構おすすめ

筆者の自己PRエピソードは当サイトの運営経験なのですが、データサイエンティスト就活でブログを運営することは結構おすすめです。

おすすめである理由は下記の通りです。

ブログ運営が結構おすすめな理由
  • 主体性を持って行動した経験になる
  • 技術ブログを発信できる
  • ポートフォリオを簡単に載せることができる
  • 伸びなかったら挫折経験として面接で話すネタとなる
  • Googleアナリティクスやサーチコンソールの分析→改善経験をアピールできる
  • BigQuery(SQL)での分析経験を作ることができる
  • Looker Studioと連携することでBIツールでのダッシュボード構築経験を作ることができる
  • CTR改善(A/Bテスト)などを統計的検定やベイズ推論で行うと「統計を活かせる学生」という評価になる

上記を全て実現しようとすると結構大変ですが、筆者は何とか本選考でアピールできるように努力して、エピソードの一つとして持っていました。

その分企業受けは良かったので、時間に余裕がある方は試す価値大アリです。

ES対策を行う際の注意点

最後にES対策を行う際の注意点をまとめて、本記事を終了したいと思います。

ES対策を行う際の注意点
  • そこまでガチで対策する必要はない
  • 添削してもらうのは多くて2〜3人まで
  • 企業ごとに添削してもらう必要はない

順番に解説していきます。

そこまでガチで対策する必要はない

企業から評価されるポイントは肌感覚で、「ES <<<<< 実績・技術力」です。

中身あっての見せ方をよくするためのES対策なので、そもそものエピソードが微妙だったら意味ありません。(これは面接でも同じことが言えます。)

そのため、ES対策を本気でするよりも研究やインターンで成果を残す方が優先度高いです。中身ありきのES対策なので、ここの塩梅には注意しましょう。

添削してもらうのは多くて2〜3人まで

色んな人に添削してもらうと色んな側面からコメントを頂けて良いのですが、その分頂いた様々なコメントをESに反映するのがめちゃ大変です。

筆者は本記事で紹介したサービスで5〜6人ほどに添削依頼をしていたのですが、文字数を考えながら頂いたコメントを反映するのは普通に消耗しました。

ESに正解とかないですし、リソースを割くべきところはもっとあるはずです。この人!って決めた人を2〜3人に絞って添削していただきましょう。

企業ごとに添削してもらう必要はない

第一志望の企業だからっていう理由で添削してもらうのは良いと思うのですが、一企業ごとにそれぞれES添削をしてもらっていたらキリがないです。

その分時間もかかりますし、お金もかかってきます。

ある程度ES対策を進めていくと、ここで紹介した項目のテンプレートは固まるかと思います。後はそのテンプレートを企業ごとにカスタマイズしていくだけなので、必要以上の添削を依頼することには気をつけましょう。

まとめ:効率的にES対策をしよう

本記事では、新卒でデータサイエンティストを目指す方に向けて、「ES対策」について解説しました。

記事のポイントを振り返ると以下の通り。

本記事のポイント
  • 筆者がES通過率を伸ばした対策方法は、「まずはESを書いてみる → 内定者のESと照らし合わせる → 第三者にESを添削してもらう」の3ステップ。
  • 内定者のESと照らし合わせるためには、「ONE CAREER」「unistyle」「就活会議」といったサービスを活用して、自身のESをブラッシュアップしていこう。
  • 第三者にESを添削してもらうには、「キャリアセレクト」「ココナラ」「MENTA」といったサービスを活用して、客観的に見てわかりやすいESにしていこう。

本記事で紹介したES対策により、ESでよく問われる質問に対するテンプレートを400〜800文字程度で持っておくと非常に便利です。

なお、ESを対策するよりも実績作りや面接対策の方が優先順位が高いので、リソースを割くべきところの塩梅には注意していきましょう。

というわけで本記事は以上とします。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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