新卒のデータサイエンティスト就活では、ポートフォリオが優位に働くことが多いです。
理由は簡単でみんな作ってないから。作ることで差別化することができます。
そこで本記事では、参考までに新卒でデータサイエンティスト就活を経験した僕がポートフォリオを大公開していきます。
ポートフォリオサイトの作り方や載せると良い成果物などについても紹介していくので、ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。
- 国立理系修士2年(23歳 | 専攻は機械学習)
- SEOマーケティング会社で実務を1年ほど経験
- ブログ運営3年目(月間10,000PVほど)
- 2025年4月からIT事業会社のデータサイエンティストとして働く予定で、現在はBigQueryを活用したGA4やGSCのデータ分析に注力
なお、新卒のデータサイエンティスト就活を行うなかで得た知見や経験をまとめた記事を掲載しています。本記事とあわせて読んでみてください〜
新卒のデータサイエンティストが作成したポートフォリオを大公開
僕が新卒のデータサイエンティスト就活で作成したポートフォリオはこちらです。
個人ブログの固定ページにまとめており、WordPressを使って制作しています。
ポートフォリオの制作期間
ポートフォリオを作るまでに掛かった期間は約3日ほどです。
実際の内訳は以下の通り。
- 成果物の整理:2日
- 構成作成(どういった情報を載せるか):1時間
- 実装:3時間
成果物の整理がほとんどの期間を占めており、WordPressの扱いには慣れていたため実装にそこまで時間はかかりませんでした。
ポートフォリオを作って良かったこと
ポートフォリオを作って良かったことは下記の通り。
- ESでアピールすることができる
- 面接で話のネタになる
- 面接で褒められる
企業側目線で考えると、就活生が持っているスキルや経歴、開発物などを一目で確認できる媒体があるってかなり印象良いはずです。
また、新卒でデータサイエンティストを目指す方はあまりポートフォリオを作りません。ソフトウェアエンジニアと違ってWebに関する勉強をあまりしないからです。
そのため、ポートフォリオを作るだけで差別化になります。自分は作って良かったなと思っているので、余裕がある方は作ってみましょう。
ポートフォリオに載せると良い成果物
ここからは、ポートフォリオに載せると良い成果物についてまとめていきます。
- 機械学習モデルのコード
- BIツールで作成した分析ダッシュボード
- インターンや学会などの経験
順番に解説していきます。
機械学習モデルのコード
新卒でデータサイエンティストを目指す方の多くが、大学での研究やKaggleなどで機械学習モデルを構築しているかと思います。
そちらの内容をNotebook形式でわかりやすくまとめていきましょう。
- どういった課題を解決するモデルなのかをわかりやすく設定する
- 適宜コメントを残しておいて、処理の流れや内容をわかりやすくする
- 利用するモデルの工夫点や技術的内容をまとめる
上記はちょっとしたコツなのですが、相手目線を意識したNotebookだと印象が良いです。
実際に僕が掲載した機械学習モデルを紹介しておきますね。少しばかり参考になるかと思います。
BIツールで作成した分析ダッシュボード
データサイエンティストは技術的な話題だけでなく “ビジネス面での素養” もアピールできると良いので、何かしらデータを抱えている方はBIツールで分析ダッシュボードを作成するのがおすすめです。
なぜなら、人事が評価しやすいからです。
- 人事選考:一般的な就活としての “人間力” を見られる
- 技術者選考:エンジニアとしての “技術的な能力” を見られる
新卒でデータサイエンティストを目指すには、上記のように人事と技術者の両方に「採用したい!」と思ってもらう必要があります。(有名企業の中の人が言ってたので間違いないはずです。)
BIツールで作成した分析ダッシュボードは共有するURLのビジュアライズが良いので、ぶっちゃけ人事受けは良いと思います。機械学習モデルのコードなんて見てもわかりません。
僕の場合個人ブログを運営していたので、そちらから得られるデータを使って作成しました。技術ブログなどを運営している方も一定数いるかと思うので、結構おすすめです。
インターンや学会などの経験
新卒でデータサイエンティストを目指す方の多くが、インターンでの実務経験や研究活動として学会発表の経験などをしてると思います。
そちらをポートフォリオ内でアピールしていきましょう。
- やってきたことを簡潔にまとめる
- 技術的に工夫したことをわかりやすく伝える
- 客観的な成果をアピールする(学会で受賞したなど)
上記にあわせて、参考のURLなどがあると伝わりやすいかと思います。
実際に僕は学会で発表した概要資料をGoogleドライブにアップロードして、誰でも見れる形で共有していました。ぜひ参考にしてみてください。
ポートフォリオサイトの作り方を解説
最後にポートフォリオサイトの作り方を紹介して本記事を終了したいと思います。(なお、僕が公開しているポートフォリオに限定した作り方となっています。)
ポートフォリオサイトの作り方は以下の通り。
ここまでで紹介したような「機械学習モデルのコード」や「BIで作成した分析ダッシュボード」など、アピールできる成果物を用意していきましょう。
当サイトではSWELLというWordPressテーマを使ってデザインを整えています。僕と似たようなポートフォリオを作りたい方はWordPressにSWELLをインストールしていきましょう。
ポートフォリオサイトにどういった情報を載せるかを考えていきましょう。僕のポートフォリオの順番である「自己紹介 → スキル → 開発物 → 経験 → 執筆記事 → 資格・修了証等 → その他実績」をパクってもOKです。
最後にWordPressの固定ページにポートフォリオの枠を作成して、構成通り実装していきましょう。
上記の流れでポートフォリオサイトを作成すると、ついでにWordPressで技術ブログを運営することができます。
技術ブログの記事執筆なども就活では結構受けが良く、さらにユーザーの行動データも溜まって分析→改善経験をアピールすることができるので、割とおすすめです。
まとめ:新卒でデータサイエンティストを目指す方はポートフォリオを作成しよう!
本記事では、新卒でデータサイエンティスト就活を経験した僕がポートフォリオを大公開しつつ、ポートフォリオについてあれこれとまとめていきました。
記事のポイントを振り返ると以下の通りです。
- 新卒でデータサイエンティスト就活をする方の多くがポートフォリオを作らないので、作るだけで差別化することができる。
- ポートフォリオに載せると良い成果物は「機械学習モデルのコード」や「BIで作成した分析ダッシュボード」、「インターンや学会などの経験」など。
- ポートフォリオサイトの作り方はこちらより。
ポートフォリオは絶対的に作るべきというものでもないですが、作っておくと優位に進めることができるっていう認識でOKです。
余裕がある方はぜひ作ってみてください。
それでは本記事は以上とします。最後まで読んでいただきありがとうございました。