
大学生でバイト以外の収入があるため、確定申告をしなければいけないみたいなのですが、どういった手順で進めていけば良いかわかりません。調べても企業サイトの難しい言葉ばかりでわかりづらいし、簡単に教えていただけるとありがたいです。
そういった悩みを解決します。
- 大学生が確定申告をする手順
- 確定申告は完璧じゃなくてOKな話
- 大学生が確定申告をする際のQ&A
本記事を書いている僕は、2022年分の確定申告をつい先日終わらせました。
僕自身は開業届を出しているため、確定申告はマストでやらなきゃいけなく、そういった大学生も一定数いると思います。
また、開業届を出していないにしても、バイト以外である程度の収入を得ている人は確定申告が必要になってきますよね。
そのため本記事では、そのような方に向けて、僕自身のアウトプットも兼ねて大学生が確定申告を行う手順についてまとめていきます。
確定申告をする前は「面倒だな、、、」と思っていたのですが、思っていたよりも簡単にできました。そのため、2023年以降から確定申告を行う大学生のハードルが下がる記事になれば幸いです。
- 大学生が確定申告を行う手順は、会計ソフトの「freee」を登録 → 収支の把握 → freeeで申告書の作成・提出でOK
- 確定申告は思ったよりも簡単で、freeeで手順通り画面をポチポチするだけ
- 完璧な確定申告は存在しないため、気軽に申告しよう
大学生が確定申告をする手順


さっそく、大学生が確定申告を行う手順を解説していきます。
①:会計ソフトの「freee」を登録


会計ソフトの「freee」とは、面倒な確定申告の作業を秒で終わらしてくれるツールです。
freeeに沿って画面をポチポチするだけで確定申告が終わっていたので、めちゃ神ツールでした。
一応月額の料金(1,500円ほど)が掛かってきますが、確定申告をする瞬間に契約すればOKで、確定申告が終われば解約しても問題ありません。
②:収支の把握
freeeでは収入と経費を入力すれば勝手に帳簿を作成してくれるので、この段階で収支を把握していきましょう。
ここが一番面倒な部分でして、1年間の収入や支出を振り返らなければならないので、骨が折れる部分です。
- 毎月の収入をPCで管理
- クレジットカードを個人用と事業用に分ける
- 毎月ごとにレシートを管理
僕は上記の作業を1年通してやっていたのですが、それでも面倒でした。
上記の作業にプラスして毎月の収入や経費をスプレッドシートにまとめるなど、より工夫すればもっと楽になるかと思います。
③:freeeで申告書の作成→提出
ここまで完了したら、後はfreeeに沿って画面をポチポチするだけです。
前の段階でまとめた収支や、ちょっとした質問に答えていくだけで、いつの間にか確定申告書が完成していますよ。
そして、その申告書をfreee経由で提出すれば、確定申告は終了です(*`・ω・)ゞ
なお、電子申告をする場合はマイナンバーカードが必要になってくるので、事前に準備しておきましょう。
確定申告は完璧じゃなくてOKな話


確定申告を完璧にやるために、「まず税金知識を完璧にしないと、、、」ってなる人がいるかもです。
しかしそういったのは幻想でして、特別なことはしなくてもOKです。
完璧な確定申告は不可能
そもそも完璧な確定申告など不可能です。
経費だけを考えてみても、「どの範囲まで計上するか」で意見が分かれますので。
家事按分とかも完璧に考えられる人がいたら、見てみたいくらいです(笑)
申告漏れは日常茶飯事
また、世の中の一定数の方は申告漏れを指摘されているみたいです。
しかしこういった申告漏れが指摘されたら、確認して必要ならプラスで税金を払うくらいです。相当悪質でもない限り、いきなり逮捕などはされません。
そういったわけで、確定申告を完璧にしようと神経質にならなくてもOKです。
さらにいえば、売上が小さい人は税務調査されない
さらにいうと、申告漏れがあったとして、売上が小さい人はそもそも税務調査されません。
なぜなら売上が高い人にアプローチする方が、多く税金を取れますからね。先ほど紹介したニュースでも「富裕層」がターゲットとなっています。
この記事を読んでいる方は大学生あたりの方が多いと思うので、そんな富裕層になるレベルまで稼いでない人が大多数かなと。
そのため、余程のことがない限り申告漏れなど指摘されないかなと思います。税務調査が入る目安としていわれているのが課税対象額1,000万円でして、税務署の方は合理的に考えて税務調査を行います。
気軽に確定申告しよう
なぜこのような話をしたのかというと、過去の僕は「確定申告=怖い」ものだと思っていたからです。
よく芸能人などが脱税して謝罪会見を開いてるニュースとか見るじゃないですか。
しかし実際に確定申告をやってみると、上記のようなケースは稀で、特別なことなど必要ないということに気づきました。
確定申告でやるべきことは単純で、本記事で紹介した「freeeの登録 → 収支の把握 → freeeで申告書の作成・提出」というシンプルなものです。
そのため、確定申告だからといって特別気負う必要なく、気軽に手を動かしていけばOKです。
大学生が確定申告をする際のQ&A


最後に、大学生が確定申告をする際のQ&Aについてまとめていきます。
なお、本記事で紹介する内容以外に質問があれば、お気軽に「お問い合わせ」よりご連絡ください<(_ _)>
Q1. 扶養は外れましたか?
結論からいうと、扶養には外れてないです。
そこまで稼いでないですし、扶養から外れると面倒みたいなので、開業する際に以下のようなルールを設置しました。
- 収入を130万円以下に抑える(社会保険上の扶養から外れないため)
- 「収入− 青色申告控除分(最大65万円)− 経費計上分(任意の金額)」が35万円を超えないようにする(住民税&所得税が非課税 | 税制上の扶養から外れない)
より詳しい内容については、「大学生が開業届を提出して個人事業主になる手順【学生フリーランス】」という記事にまとめていますので、よかったらあわせて参考にしてみてください。
ちなみに開業すると節税できる(青色申告できるため)ので、ある程度の収入がある人は開業すると良いかもです。
Q2. 経費はどのように計算しましたか?
やっていく事業によっても変わってきますが、僕の場合は以下を経費として計算しました。
- 通信費(インターネット)
- サーバー・ドメイン・検索順位チェックツール(WEBの仕事で使ったツール全般)
- 家賃や水道光熱費(家で仕事するため|家事按分で33%計上しました)
先ほども言いましたが、完璧な経費計算は不可能なので、あくまでも参考程度にとどめてください。
とはいえ最終的な判断は税務署がするので、とりあえず経費計上できそうな費用があれば計算しても良いと思います。
Q.3 確定申告を行うのにどれくらいの期間かかりました?
僕の場合、確定申告にかかった期間は以下の通り。
- freee登録:30分
- 収支の把握:2日ほど
- freeeで申告書の作成→提出:2〜3時間
全部をあわせても2〜3日程度でしょうか。収支の管理を毎月コツコツとやっていたので、早めに終わっているかなと思います。
これから確定申告を行なっていく方は、事前に準備ができていると早めに終わるかもです。
大学生の確定申告まとめ


本記事では、大学生が確定申告をする手順について解説しました。
簡単に記事のポイントを振り返ると以下の通り。
- 大学生が確定申告を行う手順は、会計ソフトの「freee」を登録 → 収支の把握 → freeeで申告書の作成・提出でOK
- 確定申告は思ったよりも簡単で、freeeで手順通り画面をポチポチするだけ
- 完璧な確定申告は存在しないため、気軽に申告しよう
確定申告はちょい面倒ですが、freeeを使えば思ったよりも簡単です。本記事で紹介した通りで特別なことは必要ないので、気軽に確定申告していきましょう。
というわけで本記事は以上とします。最後まで読んでいただきありがとうございました。